「東亜通信 第12号」東亜通信を発信しました

謹賀新年 今年もよろしくお願い申し上げます。

■オリンピックイヤー「東亜総研新春特別フォーラム」

2月7日開催 「迎える心が友好を開く」を合い言葉に
公益財団法人「東亜総研」は2月7日午前11時半から、東京都千代田区平河町のホテルルポール麹町で、孔鉉佑・中華人民共和国駐日本国特命全権大使と松浪健四郎・学校法人日本体育大学理事長を講師に招き、オリンピックイヤー「東亜総研新春特別フォーラム」を開催します。武部勤・東亜総研代表理事会長は東京五輪・パラリンピックの年を迎え、日本の国柄や魅力に磨きをかけ、まごころを込めて各国の皆さまをお迎えしたいとの思いから、新春特別フォーラムを開催することにしました。春には中国の習近平国家主席が国賓として来日することもあり、「迎える心が友好を開く」を合い言葉に新たな時代に踏み出すにふさわしい新春特別フォーラムにしたい考えです。

孔鉉佑・中国大使 「日中新時代の展望」で基調講演
image003孔鉉佑大使は「日中新時代の展望」と題して基調講演を行います。孔大使は1959年中国黒竜江省生まれ、駐大阪総領事職員、駐日本国大使館公使、駐ベトナム特命全権大使、中国外交部アジア局局長、外交部副部長兼中国政府朝鮮半島問題特別代表を経て、2019年に中国駐日本国大使に就いた日本、アジア通の外交官です。
松浪健四郎・日体大理事長 「オリンピックレガシー」で基調講演
image005松浪健四郎理事長は「オリンピックレガシー」と題して基調講演を行います。松浪理事長は1946年大阪府泉佐野市生まれ、日本体育大学に入学し、米国州立東ミシガン大学教育学部に留学、日本大学大学院で博士課程単位取得。1996年衆議院議員に初当選し、2006年文部科学大臣に就任。2011年から日本体育大学理事長を務め、スポーツ振興に取り組んできました。

■二階・自民党幹事長が1月にベトナム・ダナンへ訪問団

日越大学学部開設の覚書締結へ フック首相と二階幹事長の立ち会いのもと
image007日越友好議員連盟会長の二階俊博・自民党幹事長は1月11日から同14日までベトナム中部のダナン市へ1000人を超える訪問団を派遣します。訪問団長の二階幹事長はグエン・スアン・フック首相らベトナム首脳と観光・経済交流の促進やベトナム人材活用などさらなる日越関係の深化を目指して会談します。武部会長も同行し、二階幹事長とフック首相の立ち会いのもとで、9月の日越大学学部開設に向けて日越間で覚書を交わし、より確かな開設の道筋をつけます。訪問中に「日本ベトナム交流の夕べ」をはじめ、観光交流シンポジウム、投資促進セミナー、ベトナム人材活用促進セミナーなどが開催されます。
日越大学学部開設に関しては、2019年12月16日、自民党本部で第11回日越大学推進議員懇話会が開催され、武部会長、古田元夫・日越大学学長が福井照・同懇話会幹事長と武部新・同事務局長、外務省、文部科学省、経済産業省、JICAの担当者に対し、現状報告とともに二階幹事長の訪越時に日越間で覚書を締結できるように強く要望しました=写真はベトジェットエアの成田~ホーチミン線と羽田~ダナン線就航を記念し、東京都内で2019年7月1日に開催された記念式典。左から二階幹事長、フック首相。

■武部会長 「宿泊分野における外国人材の受入れ」テーマに講演

札幌市でKNT-CTパートナーズ会北海道連合会など主催
武部会長は2019年12月6日、札幌市のホテルで、「宿泊分野における外国人材の受入れ」をテーマに講演しました。講演会はKNT―CTパートナーズ会北海道連合会(濱野清正会長)と近畿日本ツーリスト北海道(谷口哲也社長)が主催し、同連合会宿泊部役員向けに開催されました。武部会長は講演会で「ホテルや旅館など宿泊サービスにおける技能実習生について、第2号移行対象職種に追加してほしいとの要望を受け、厚労省など官公庁との折衝に努力してきました。こうした要望が実を結び、来年の夏ごろにも宿泊分野が追加される見通しになりました」と話しました。
技能実習制度は、国際貢献のため、開発途上国などの外国人を日本で一定期間(最長5年間)に限り受入れ、OJT(On-the-Job Training、オン・ザ・ジョブ・トレーニング)を通じて技能を移転する制度。団体監理型と企業単独型にタイプが分かれ、いずれの型についても入国後1年目の技能等を修得する活動と、2・3年目の修得した技能等に習熟するための活動とに分けられており、技能実習の1年目を「技能実習1号」、2・3年目を「技能実習2号」、4・5年目を「技能実習3号」としています。第2号技能実習への移行対象職種は2019年8月22日現在、農業、漁業、建設、食品製造、繊維・衣服、機械・金属、その他の80職種(144作業)あります。第2号職種追加の手続きは①業界団体の事前準備②専門家会議の開催・パブリックコメントの実施③認定申請書等の提出・技能実習法施行規則の改正等――の流れがあり、宿泊分野は業界団体(全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会=全旅連)において試行試験をすでに実施し、次に評価試験等を説明し了承されれば③に進む段階にきています。 
 KNT―CTパートナーズ会は、近畿日本ツーリスト(KNT)とクラブツーリズム(CT)の一体化を進めるため、従来の近畿日本ツーリスト協定旅館ホテル連盟、同全国ひまわり会、クラブツーリズムパートナーズ会を統合し、2019年4月に設立された組織です。

■東亜総研 臨時理事会を開催

2019年度上半期収支実績や業務執行状況を承認
東亜総研は2019年12月5日、緊急理事会を開催しました。武部議長(代表理事会長)が同年度上半期(4月~9月期)財政状況および収支実績について事務局に説明を求め、報告が行われました。続いて、武部議長が①技能実習生受入れ人数と監理状況、介護分野の受入れ準備状況②在留資格「特定技能」への取り組み状況③日越大学学部開設の見込み、大学院4期生状況、JICA事務局受託業務の状況④日中修学旅行交流推進、日中修学旅行の受入れ状況(1次~3次)と今後(4次~8次)⑤2020年2月7日開催予定の定例セミナー⑥第7回ジャパンベトナムフェスティバルの開催計画――の内容の報告がなされました。技能実習生の受入れについては長澤薫理事・副会長と眞柳正嗣理事が北見事務所の状況を、日中修学旅行については朴瀞霞理事が中国の状況を補足説明しました。