「東亜通信 第21号」東亜通信を発信しました

■武部会長が訪越し、フエ国会議長らと会談

日越人材交流、日越外交関係樹立50周年で協力を確認
20220901-1公益財団法人「東亜総研」の武部勤会長は7月28日から8月4日までベトナムを訪問し、ブオン・ディン・フエ国会議長=写真はフエ議長(右)と武部会長、チュオン・ティ・マイ越日友好議連会長(中央組織委員長)、ファム・ビン・ミン副首相、ブイ・タイン・ソン外務大臣らと会談しました。武部会長は技能実習・特定技能の制度改正が近づいていることを踏まえ、整合性のとれた一体的な改革を説明するとともに、2023年の日越外交関係樹立50周年に向けて若手議員・地方首長をはじめ各界の交流強化を図る必要性を強調しました。ベトナム側からは在日ベトナム人をはじめ外国人材の環境改善などの活動に謝意が示されました。グエン・バ・ホアン労働・傷病兵・社会問題省(MOLISA)副大臣、ゾアン・マウ・ジエップ・ベトナム海外労働者派遣協会(VAMAS)会長らとの昼食会では両国間の人材交流協力を確認しました。

マイ越日議連会長がベトナムフェスティバルin札幌に出席
一方、武部会長はマイ越日友好議連会長との会談で、9月10、11日開催のベトナムフェスin札幌へ招待しました。マイ会長は出席を快諾し、ベトナムと北海道の友好親善に尽力することを表明しました。武部会長はレ・ホアイ・チュン党中央対外委員長、グエン・スアン・キー・クアンニン省党委書記らとの会談で、日越外交関係樹立50周年記念として2023年11月開催予定の北海道フェスティバルinハロンへの協力を要請。チュン委員長、キー書記は協力を表明し、クアンニン省幹部が視察のため9月のベトナムフェスin札幌を訪問することになりました。

日越大学学位記授与式 46人の修了生に授与
20220901-2武部会長は日越大学学位記授与式に古田元夫学長、トー・フイ・ルア越日友好協会会長らとともに出席しました=写真は武部会長。武部会長は感染症のパンデミックや地域紛争を踏まえ「『アジアを変える、世界に挑む』の建学の目標に示されるように、地球村時代に生きる気概を持って未来へ、世界へ挑んでいってほしい」と挨拶。第5回授与式では46人の修了生に学位記が授与されました。

■武部会長 訪越報告(7月28日~8月4日)

武部会長は7月28日から8月4日までベトナムのハノイ市、クアンニン省、ホーチミン市を訪問しました。

◎武部会長の訪越スケジュールは次の通り。
▽7月28日 ブイ・タイン・ソン外務大臣、山田滝雄・駐日ベトナム大使昼食会、ギエム・ヴ―・カイ元科学技術副大臣、ドァン・マン・クォング・ビニコープ社長、岡部大介駐ベトナム公使送別会
▽7月29日 チュオン・ティ・マイ中央組織委員長(越日友好議連会長)、ダン・ミン・チュオン・サングループ会長、グエン・バ・ホアン労働・傷病兵・社会問題担当省(MOLISA)副大臣、ゾアン・マウ・ジエップ・ベトナム海外労働者派遣協会(VAMAS)会長昼食会、レ・クアン・ベトナム国家大学ハノイ校総長、レ・ホアイ・チュン党中央対外委員長、ブオン・ディン・フエ国会議長、ファム・ビン・ミン副首相、トー・フイ・ルア越日友好協会会長夕食会
▽7月30日 日越大学学位授与式、グエン・ホアン・ハイ日越大学副学長昼食会
▽7月31日 ヴィー・ハロン大学副学長、ヴァン・ハロン市人民委員長(元建設副大臣)、トゥアン・チャウグループ夕食会
▽8月1日 グエン・スアン・キー・クアンニン省党委書記
▽8月2日 エスハイ社訪問、東亜総研の元技能実習生と面談
▽8月3日 渡邊信裕ホーチミン総領事昼食会

■モンゴルを訪問し、フレルスフ大統領らと会談

武部会長 日本モンゴル外交関係樹立50周年記念事業訪問団で

20220901-3東亜総研の武部会長(北海道モンゴル経済交流促進調査会会長)は8月20日から同24日まで日本モンゴル外交関係樹立50周年記念事業実行委員会訪問団(団長・林幹雄日本モンゴル友好議連会長)でモンゴルを訪れました。武部会長はウランバートル市でダワースレン・モンゴル日本友好議連会長の出迎えを受け、フレルスフ大統領、ザンダンシャタル国家大会議議長、バトツェツェグ外相らと会談し、将来に向けた日本とモンゴルの友好親善を確認。日本モンゴル外交関係樹立50周年記念シンポジウム・レセプションに出席しました。新モンゴル日馬富士学園を視察し植樹=写真の左は武部会長=などの行事に参加しました。

■第2回「NAGOMiフォーラムin北海道」を開催

駐日ベトナム大使館と共催 ナム大使が来賓挨拶
20220901-4一般財団法人「外国人材共生支援全国協会」(NAGOMi)は6月20日、札幌市内のホテルで「第2回NAGOMiフォーラムin 北海道」を開催しました。今回のフォーラムは駐日ベトナム大使館との共催で行われ、道内のNAGOMi会員の監理団体や企業の関係者ら約100人が参加しました。
冒頭、NAGOMi理事で北海道ブロック協会の中田隆博会長が開会の挨拶。続いて、共催のヴー・ホン・ナム駐日ベトナム大使が「日本とベトナムは2023年に外交関係樹立50周年を迎える。北海道をはじめ広範なパートナーシップを深めていきたい」と来賓の挨拶をしました=写真はナム大使。武部新・前農水副大臣、秋元克広・札幌市長、千葉英守・北海道議会議員、鈴木直道・北海道知事の代理で三橋剛知事室長が来賓の挨拶をしました。

武部会長、北見工業大学大学院のタオさんらが講演
20220901-5講演では、NAGOMiの武部勤会長が「ベトナムに見る外国人材共生の展望」と題して技能実習制度と特定技能制度の一貫性・整合性ある制度への改革イメージ図を示しながらグローバル人材共生に関する基本的な考え方について話しました=写真は武部会長。
塩崎恭久副会長は「外国人材の有効活用なくして成長なし」のタイトルで豊富なデータと分析をもとに技能実習制度と特定技能制度の一体的改革に向けた見解を示しました。

20220901-6ファン・チェン・ホァン駐日ベトナム大使館一等書記官労働部長が「未来志向の日本共生社会について」、北見工業大学大学院のゴー・ティ・トゥー・タオさんが「自身の経験から見た技能実習制度」についてそれぞれ話しました=写真はタオさん。
フォーラムではNAGOMi北海道ブロック協会の会員が紹介されました。

■北海道ベトナム交流協会、モンゴル交流促進調査会の総会開催

北海道ベトナム交流協会(武部勤会長)、北海道モンゴル経済交流促進調査会(同)、北海道ベトナム交流協会札幌(中田隆博会長)の総会が6月20日、札幌市内のホテルで開催されました。それぞれ2021年度事業報告・決算報告、2022年度事業計画・予算が承認されました。

■日越大学議員懇話会 設立総会

50周年記念でホアラックでの植樹事業へ
日越大学推進議員懇話会は4月19日、設立総会を開きました。総会では最高顧問に二階俊博衆院議員(日越友好議連会長)、顧問に林幹雄衆院議員、会長に金田勝年衆院議員、幹事長に武部新衆院議員が就任することが了承され、日越大学の財務基盤確立、日越外交関係樹立50周年記念事業を検討することを確認しました。
7月19日、武部会長とともに古田元夫・日越大学学長が日越大学推進議員懇話会の二階最高顧問、林顧問を訪問し、日越外交関係樹立50周年記念としてハノイ郊外のホアラックで植樹事業を検討することなどを意見交換しました。

■ベトナム・エスハイ 設立16周年記念パーティを開催

日越の技能実習関係者ら400人が参加
ベトナムの送出機関「エスハイ」は8月6日、ホーチミン市で設立16周年記念パーティを開催しました。レロンソン社長は「これまで持続可能な循環型ベトナム人材育成の取り組みをしてきたが、今後の新しい段階ではグローバル人材になれるように進路アドバイスやキャリア設計を強化していく」と挨拶しました。日本側は東亜総研から長澤薫理事長、渡邊信裕ホーチミン総領事、清水曉JICAベトナム事務所長ら、ベトナム側はタインMOLISA副大臣、ジェップVAMAS会長ら来賓をはじめ、エスハイ社社員、元実習生、元実習生雇用企業(在ベトナム日系企業)など計400人が参加しました。
東亜総研の武部勤会長はビデオメッセージを送りました。昨年の15周年記念はコロナで開催ができず、16周年の記念パーティ開催となりました。エスハイはコロナで止まっていたベトナム人技能実習生の送り出しを本格化し、出国再開後、7月までの東亜総研への出国総人数は28社、97人になっています。

■東亜総研 第3回作文コンクール 31人が応募

最優秀賞は富士産業(岩見沢市)ニーさんの「笑顔」
第3回東亜総研・日本語作文コンクールが開催され、31人の技能実習生、特定技能人材が応募しました。いずれの作文にも生まれ育った故郷への想いやベトナムの家族、日本で出会った方々への感謝の気持ちが込められていました。タイやロシアの大学で日本語指導の経験がある日本語教師の小野寺あゆみさんを中心に武部会長ら職員が選考した結果、最優秀賞1人、優秀賞2人、佳作3人、努力賞1人、入選2人が選ばれました。最優秀賞はドアン・ゴック・トゥエット・ニーさん、富士産業株式会社・岩見沢市)の「笑顔」、優秀賞はダン・ティ・ゴック・イエンさん、株式会社はまほろ・佐呂間町)の「本物のアスパラさんに出会って!」、グエン・ティ・トゥイ・オアンさん、医療法人社団shindo)の「孤独な介護」、佳作はグエン・ティ・トゥイ・チャンさん、株式会社丸あ野尻正武商店・斜里町)の「夢を目標に変える」、グエン・フー・ロイさん、王子コンテナー株式会社・愛知県幸田町)の「小さな夢が叶いますように」、ホー・ティ・トゥイ・チャンさん、富士産業株式会社・長沼町)の「日本での生活」、努力賞はグエン・ティ・オアンさん、医療法人社団shindo・旭川市)の「脳の運動」。
20220901-7最優秀賞のニーさんは作文で「現場の中で幸せな事があります。話す言葉も違い、国も様々な人たちの中で何も話せず、緊張していた私を救ってくれたのは『大丈夫だよ、慣れるまで』と先輩たちが笑顔で言ってくれました。目を見てとびきりの笑顔をされた瞬間、不安な気持ちが一気に飛んでいき、私も自然と笑顔を返していました」といきいきとした表現の日本語で書いています=写真は最優秀賞のニーさんの提出文。

■「日本の国柄を考える」東亜総研定期セミナー 開催

小林鷹之・前経済安全保障担当大臣が講演
20220901-8東亜総研は6月1日、都内のホテルで小林鷹之・前経済安全保障担当大臣・内閣府特命担当大臣を招いて「日本の経済安全保障を考える」のテーマで定期セミナーを開催しました=写真は小林前大臣。
小林前大臣は「国家戦略の根幹は、暮らしを豊かにする経済と国あるいは国民の命を守っていく安全保障、この二つを車の両輪として回していく必要がある」と強調するとともに、外国人材も国の安全保障に欠かせないとの認識を示しました。定期セミナーには福田達夫・前自民党総務会長も登壇して挨拶をしました。

■2022年度第1回理事会、評議員会で事業報告など了承

小川龍彦、高橋太朗両氏を東亜総研理事に選任
東亜総研の2022年度第1回定時理事会が5月25日、東亜総研会議室及びオンラインシステムで開催され、2021年度事業報告、同決算を了承しました。6月13日には定時評議員会が開催され、021年度事業報告、同決算を了承したほか、小川龍彦・東亜総研北海道事業本部長、高橋太朗・日本ペトロ社長を新しい理事に選任しました。