東亜総研月例セミナー報告-平成25年12月13日(金)

平成25年12月13日(金)13時30分から、「日本に対する国際社会の期待」をテーマに、バーレーン王国特命全権大使ハリール・ビン・イブラヒーム・ハッサン閣下ご夫妻をお招きし、第一回月例セミナーを開催しました。

日本に着任して9年目を迎えるハッサン大使は日本文化に造詣が深く、本セミナーでも古事記、日本書紀に始まり神宮、東照宮、戦国時代、産業革命そして現代にいたるまで、社会統計を引用しての奥深い講演になりました。

「世界は193隻の別々の船に乗っていた。(中略)今や一隻の船に乗っている」(偉大なる収束:キショール・マブバニ著)とし、「八百万神(やおよろずのかみ)に代表される多様なものの見方、日本の精神性・文化は、世界の未来に大きな役割を果たす基になる。これから日本は、『普通の国』となり、世界のリーダーたるべく準備をすべきだ。日本の知恵や統率力に世界が期待をしている」と述べました。また、バーレーン王国の多様な特色、多文化社会、経済の多様性、女性の社会進出に言及し、「バーレーン王国の民主主義は中東の良い規範になる」とし、日本のさらなるコミットメントに言及しました。

講演を受けての活発な質疑応答も行われ、その後、名刺交換の時間も設けられました。今後各般での交流拡大が期待されます。

会場からの質問にも真摯にお答えくださいました。

会場からの質問にも真摯にお答えくださいました。

⇒講演録の全文はコチラ 第1回月例セミナー講演録