独立行政法人国際協力機構(JICA)との共催により「日越大学構想セミナー」を開催

 2014年11月4日(火)午後、東京の学士会館において「日越大学構想セミナー」が独立行政法人国際協力機構(JICA)と一般財団法人東亜総研との共催により開催されました。

 日越大学構想は、2013年12月15日の日越首脳会談において「構想の早期実現」が合意、2014年3月18日の日越共同宣言において「両国政府が引き続き協力する」ことが確認され、これらを受けた同7月21日、ハノイ国家大学の管轄下における日越大学設立の決定がベトナムのグエン・タン・ズン首相により下されました。本セミナーは、この日越大学構想について本邦企業の皆様に広くご理解いただくことを目的として開催されたもので、100名程度の参加をいただきました。

 田中明彦独立行政法人国際協力機構(JICA)理事長による主催者挨拶、世耕弘成内閣官房副長官、駐日ベトナム社会主義共和国大使館ドアン・スアン・フン特命全権大使による来賓挨拶の後、当財団代表理事・会長である武部勤日越友好議員連盟特別顧問より基調講演を行いました。「日越大学構想は、サン国家主席をはじめとする越首脳やニュアン前学長他関係者の期待を踏まえたもの。日越関係を発展させる高度な人材育成を図り、若い世代の将来や夢を形成し両国の世代をつなぐプロジェクト。チュオン・タン・サン国家主席をはじめとする越首脳・越幹部はいずれも大変な意欲と期待を持っている」とし、「民間の協力を得るためにも大学の全体像のF/Sを早くやるべき。『日越大学建設推進日本委員会』のようなものを作って、どういうコンセプトで進めていくのかを決めることが大事。岸田文雄外務大臣、下村博文文部科学大臣、二階俊博総務会長(日越友好議員連盟会長)、我々も入れて、近々、基本的な方向付けについて結論を出す」(武部)としました。

日越大学構想セミナー